<2007年度 10月号>

 

「博報教育特別賞」の栄誉に輝く

                                              日本コース校長  番 場  修

 雨季の明けが待ち遠しい頃となりました。保護者の皆様には、いつも教育活動にご支援を賜り心より感謝申し上げます。また、先日は、30周年記念式典並びに行事にご協力を頂き、ありがとうございました。

 さて、この度、日本コースが財団法人 博報児童教育振興会により「博報教育特別賞」を受賞する栄誉を受けました。この財団法人 博報児童教育振興会とは、大手広告代理店、博報堂が1895年創業以来行ってきた、教育・文化面における多彩な社会貢献活動の精神を引き継いで、博報堂創立75周年にあたる1970年、児童教育を振興する目的で文部省(当時)認可団体として誕生した財団法人であります。この博報賞は、文部科学大臣賞に次ぐ権威のある教育賞で、これからの時代を担う子どもたち(小・中学生)の教育に貢献、努力されている学校、実践団体及び先生や教育実践者のすぐれた業績や教育に対する貢献を顕彰し、教育活動を助成するために設けられました。

 この賞の部門は「国語・日本語教育部門」「特別支援教育部門」「文化教養育成部門」「教育活性化部門」の中から、今年度も、各都道府県教育委員会、学識経験者など第3者から推薦された候補者、個人候補者33件、推薦総数110件と、過去最高の中において審査委員会で23件と「博報教育特別賞」が審議決定されました。この博報教育特別賞は、過去にロスアンゼル補習授業校、ねむの木学園長 宮城まり子さん、世田谷ボタンティア協会理事、俳優の牟田梯三さんなどが受賞しています。

 今回の受賞は、学院の建学精神の具現化を図る日々の教育活動、「海外における真の国際的な日本人の育成、日本とメキシコ両国の架け橋となる人材育成」として実践している教育活動と教員の教育交流の始まりが高く評価されました。また、副賞として100万円をいただきます。

(1)メキシココースとの日常的なふれあいと両国文化を紹介する学院朝会、   日本文化紹介を取り入れた交流授業、こどもの日、独立記念日、死者の日、クリスマス等の年中行   事に因んだ交流、相互の体験入学、学院内ホームスティなどの異文化共生活動を実践していること。

(2)中学部の総合的な学習の時間における「グローバルメヒコ」という現地の観光会社を設立するシュ   ミレーションによるユニークな授業で、営業役になった生徒が、顧客別の観光プランを作成し、営   業を行うことで修学旅行を企画する。旅行計画に基づいた修学旅行で生徒がガイド役をして遺跡な   どのメキシコの文化や歴史を説明し、理解を深める中で生徒一人一人の主体性、協調性、国際性を養っていること。

 (3)学院の教育水準の向上を図るため、学院教育研究会組織作り、学力向上推進委員会「算数・数学並びに語学(日、西、英)教育」の設置による共同研究により両コース教員の教育交流も始まり、授業研究や公開授業の参観、学院教育研究発表会の開催、教育論文の募集・審査・表彰、計算力テスト等の実施に取り組み、教員の指導法の改善、指導力の向上に取り組み始めたこと。

この度、文部科学省国際教育課より上記の3点を評価して推薦をしたと連絡がありました。海外にある日本人学校84校の中でリセオ、日本コースがこの栄誉に輝きましたのは、日本コースの保護者やメキシココースの児童・生徒、保護者、日本語教育部、国際交流室、事務局、理事会、両コース運営委員会等の皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

 

学校行事より

      日野原重明氏来校《8.17》

 聖路加国際病院理事長であり、高齢者のライフスタイルについて様々に提言をし、多くの著書を出版されている日野原重明氏が、日本人メキシコ移住110周年を記念した行事の一環として日墨協会の招待で来墨された機会にリセオを訪問されました。残念ながら日本コースが休業中のため、メキシココース高校生を対象に英語で講演されました。

    麻生外相来校《8.17》

 麻生幹事長(当時外相)が、中南米歴訪の間をぬってリセオを訪問されました。歓迎会には約150名ほどの児童生徒、保護者が参加(日本コースからは休業中のため、PTAを中心に参加希望を募った約30名が参加)しました。子どもとの交流では、麻生外相が好きだというマンガについての質問が多く出され、答えに窮される場面もありました。メキシココース高校生による民族ダンスの披露もあり、短い時間でしたが、楽しい交流ができました。

    中学部スポーツ交流《9.10〜》

 中学部ではこれまでの文化交流に先立って、今年度よりスポーツ交流を実施しました。いきなり教室で自己紹介等をするのでなく、スポーツを通して互いを知り合うということが目的です。やはり、はじめは少し緊張気味でしたが、そこはスポーツの良さで、しばらくゲームをする内にすっかりうち解けて、ふれあいが自然に生まれてきました。特に、メキシココースの生徒が無邪気にプレーする姿が印象的でした。今回は、日本コースが主催で2,3年はバレーボール、1年生がドッジボールをしました。次回は、メキシココース主催で交流を行います。次の交流が楽しみです。

 

    学院朝会《9.14》

 今年度最初の学院朝会が、高等部の主催で行われました。テーマは、16日の独立記念日にあわせたものでした。幼稚園児も含めていろいろな民族衣装をまとった子ども達が出演して、メキシコの独立に関する紹介をしてくれました。その後、中学部は食事の招待を受け、タコスをいただきながら楽しく交流しました。