<2007年度 6月号>

児童・生徒一人一人の進路指導と学校選択について

                                                    校 長 番 場   修

 新年度が始まり、約2ヶ月が過ぎました。先日は前期で最も大きな行事、マヤ文明を訪ねてのユカタン半島への中学部3年生の34日の修学旅行、12年生の生活科学習を兼ねてのティオぺぺ動物園への体験学習、小学部3年生から中学部2年生による健康施設が整ったオアステペックでの宿泊学習23日が終わり、児童・生徒にとって楽しい思い出ができました。

 さて、先月22日、進路説明会を開催し、関心のある保護者の皆様にお出でいただき、小学部卒業後の進路、中学部卒業後の進路について説明を行いました。ここでは書面で概要を説明させて頂きます。進路選択は将来の生き方、仕事と大きく関わってきますので、将来、何をやりたいか、夢をもってその実現に向けて努力することがとても大切となります。

1.日本コース小学部、中学部からの進路について

(1)日本コース小学部卒業後の進路

 日本コース小学部を卒業すると主に5つのコースに分かれることになります。@日本コース中学部、A日本国内の公立・私立中学校、B現地校(スペイン語で学習する学校、例、メキシココース、)Cインターナショナルスクール(主に英語で学習する学校)、D日系海外私立中学校への進学が可能となります。そのためには、日本語、スペイン語、英語の言語学習が非常に重要となりますので、語学をしっかり学習しなければなりません。

(2)日本コース中学部卒業後の進路

 日本コース中学部を卒業すると主に5つのコースに分かれます。@日本国内の国公立・私立高等学校A現地高等校(スペイン語で学習する学校、例メキシココース)、Bインターナショナルスクール(主に英語で学習する学校)、C日系海外私立高校、D就職などに分かれて、進路選択ができます。

(3)日本の国公立小学校・中学校と私立学校

日本国内では小学校、中学校は義務教育でありますので、公立学校では入学試験や編入試験はありませんが、国立大学付属小学校、中学校では編入学試験があります。

小学校、中学校で国・公立学校と私立学校についてもう少し説明をさせて頂きます。

@国立学校は、国立大学の付属学校で入学選抜試験がありますので、編・入学を希望される場合は、必  ず受験される付属学校に問い合わせてください。帰国子女を受け入れる  体制が整っている付属学校があります。

A公立学校は義務教育ですので、居住する学区内の学校に編入学すること  になります。居住する市役所、役場の住民課に住所届を提出すると当教  育委員会から学校が指定されます。

 B私立学校は、学校独自の教育方針と教育課程をもち、中高一貫教育が行われています。最近は、小学校も併設し、大学まで一貫教育を行っている学校もあります。編・入学選抜試験もあります。受験を希望される場合は、教育方針、教育内容、特色、受験資格等もご検討しください。また、海外子女帰国枠は海外の経験を配慮することで、その枠があるかどうかを確認して下さい。

2.メキシコ文部省(SEP)卒業認定試験と現地校への入学

 日本コースからメキシココースを含む現地校に入学する場合は、メキシコ文部省(SEP)卒業認定試験に合格することが条件で、その資格ができると現地校を受験することができます。例えば、日本コース小学部を修了してメキシココース中学部に入学を希望される場合は、5年生の時、卒業認定試験を受ける補習授業を受講しなければなりません。この受講は、事務局が窓口となり、希望者を取りまとめて、1年間22日(土曜日)ほどの計画を作成して、補習授業を行います。スペイン語、公民、地理、歴史の科目についてスペイン語の授業を受講し、翌年5月下旬、卒業認定試験があります。4科目ではスペイン語はメキシコの国語で社会関係の科目はメキシコのことについて学習します。それら以外は日本と共通ということでメキシコ文部省が日本コース科目の履修を認定することになります。

3.インターナショナルスクールへの入学

 インター校への入学は、SEP認定試験が必要な学校と必要でない学校がありますので、受験する学校に問い合わせてください。インター校は、その国の言語を使用して授業を行います。例えば、米国、英国系の学校は、学習言語が英語となり、フランス系の学校は、フランス語が学習言語となっています。インター校へ入学を希望される場合は、その学校の学習言語をしっかり勉強をしておく必要があります。

 本校から多くの卒業生が通学しているグリーンゲィツは、英語が学習言語となっています。受験を希望される場合は、英語をしつかり勉強しなければなりません。また、学費等は、入学金

約3025米ドル、授業料月1105米ドルから1385米ドルほどです。

4.日系海外私立学校への入学

 日本の私立学校に準じて入学試験があります。中学2年生の段階で受験し、中学3年生の夏に編入する場合もありますので、早めに受験を希望する学校に入学要件を問い合わせすることです。小中学校の入学に際しウエイティング制による書類選考のみで行う学校もあります。

 以上ですが、進路選択に際し、家庭での話し合い、本人の希望と能力・適性、進学先の情報収集が大切となります。学校としても進路相談と情報提供にできるかぎり支援をしていきますので、ご遠慮なく申し出下さい。

 

 

学校行事より

 

中学部・1年生を迎える会《4.26》

 中学部では、「たんてい(ケードロ)」「バスケットボール」を行いました。今年度初めての中学部行事の企画運営でした。内容は、1年生からのリクエストでバスケットボールとケードロ。学年対抗の中に教員チームも入ってエキサイティングなゲームが行われました。戦績ではさすがに上級生にはかないませんでしたが、「新」がとれ、これからは中学部の一員としての1年生の活躍が期待されます。

リセオ教育研究発表会《4.27》

 リセオの全教員が参加して第2回リセオ教育研究発表会が行われました。日本コースは昨年度の教育実践の取組を報告しました。“算数・数学”部門では「計算力を養う指導及び教材の工夫」というテーマで、“語学”部門では「表現力を養う学習活動の工夫」というテーマで、それぞれ研究実践成果を発表しました。また、リセオ教育賞最優秀賞を受賞した三浦教諭の論文も発表しました。

 このように日本コースとメキシココースの教員が共同の研究会をもち、互いの良い所を吸収し合いながら、また、切磋琢磨して指導力向上に取り組んでいます。

 子どもの日交流《4.30》

 小学部では、メキシココース小学部とほぼ半日の交流を行いました。前半はアウデトリオにて、メキシココースの小学生による出し物を参観しました。ダンスや劇、歌などいろいろに工夫されたパフォーマンスをメキシココースの子ども達とともに楽しみました。後半は保護者の方々が用意されたタコスやおやつコーナーで飲食を、救護・結婚コーナーで治療や結婚儀式の偽体験やフェイスペィンテングなどを楽しんだ後、低・中・高別のラリーを行いました。ダーツゲーム、ボーリング、サッカーやバスケットボールのシュートゲーム、風船リレー、大縄跳びなどで心地よい汗をかきました。

  小学部・プール開き《小学部5.2、中学部5.8》

 小学部は、プール学習についての諸注意を聞いた後、模範水泳を見学しました。そして、1・2年生は小プールで追いかけっこや顔付けなどの水遊び、3年生以上は大プールを横に使ってそれぞれの課題に基づいた競泳を行うなど、プール学習の初日を楽しみました。

 中学部もプール学習についての諸注意を聞き、碁石拾い、水中騎馬戦で水慣れをした後、ビート板リレー、学年対抗のリレーなどを行いました。